八王子車人形西川古柳座

山椒大夫

安寿と厨子王の物語。車人形では、厨子王と母との再会の場面が演じられます。奥州岩城判官は、帝の怒りを買い九州に島流しになってしまいます。そしてその妻御台所とその子安寿と厨子王は、父に会うために苦難の旅に出ます。途中、御台所は人買いに騙され佐渡へ流されてしまいます。そして安寿と厨子王は、山椒大夫に売られてしまいます。御台所は悲嘆にくれ、盲目になってしまうのです。その後,安寿は人買いに命を奪われ,厨子王はかろうじて助かります。その後立派に成長して判官となり、佐渡で島追いをしている母御台所と喜びの再会をします。