印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |
小栗判官物語
山椒大夫
ページトップへ
吉備津神社の神主の娘、磯良(いそら)は、釜鳴神事で占って凶と出たにもかかわらず,有力者井沢庄太夫の倅、正太郎に嫁ぎます。がしかし、正太郎は,放蕩息子で遊女の袖を身請けして家に帰らず,あげくの果てに磯良から巻き上げた金を持って京に出奔します。騙されたと知った磯良は悲観のあまり病の床にふし、ついには生霊となって袖を殺し、死後は死霊となって正太郎をのろい殺してしまいます。