八王子車人形西川古柳座

東海道中膝栗毛

京の都を見物に出かける道中、ところは御油の宿はずれの並木道。弥次さんが狐のお面をかぶって、先に行く喜多さんを驚かしてからかいます。日も暮れた頃、2人は卵塔場(墓場)にさしかかります。折から通りがかったお使いの帰りの子供を化け物だと思い込み,弥次さんは棒で殴ってしまいます。泣いている子供を見つけた父親は、弥次さんの胸ぐらをつかみ、こぼした酒代と子供の治療代を要求します。怖くなった喜多さんは、その間に一人で逃げてしまいます。残された弥次さんは、父親にとっちめられたあげく、気絶してしまいます。それを死んだと思った父親は弥次さんの身ぐるみをはいだあと、死に装束を着せて立ち去ります。夜中に正気に戻った弥次さんは、自分の姿を見て死んで地獄に堕ちたものと思い込んでしまいます。。。。